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すべての人が地域で安心して暮らせる社会の実現 

活動報告report

第63回静岡県手をつなぐ育成会大会

小出会長挨拶風景 令和4年6月25日(土曜日)、静岡県総合社会福祉会館「シズウエル」で、「第63回静岡県手をつなぐ育成会大会」が開催されました。コロナ禍のため、参集方式で開催されるのは3年振りのことです。
会場へ参集するのが困難な会員のために、オンライン配信も行いました。なにぶん、初めての試みのため、いろいろと不手際がありましたことをお詫び申し上げます。
また、大会運営に御協力いただきました皆様、突然のお願いにも関わらず、快くお引き受けいただきました皆様に感謝申し上げます。とりわけ、演台、花台の移動をお手伝いいただいた会員の皆様、本当に助かりました。有難うございました。


〇「第63回静岡県手をつなぐ育成会大会」の概要
1 目的  県内の手をつなぐ育成会会員や本人たちが一堂に会し、誰もが安心して生活をすることができる共生社会の実現に向けた活動を確認するとともに、育成会活動等に功績のあった者を称える場とする。また、会員相互の情報交換・交流の場とする。

2 主催  静岡県手をつなぐ育成会
会 長: 小出隆司 (浜松市浜松手をつなぐ育成会会長)
会員数: 約5,000人

3 日時  令和 4年 6月25日(土曜日) 13時30分 ~15時40分

4 会場  静岡県総合社会福祉会館「シズウエル」7階 703会議室
(〒420-0856 静岡市葵区駿府町1-70)

5 参加者   約150人(会場=約100人、オンライン=約50人

6 次 第
(1)開会のことば (浅岡 守副会長)
(2)「手をつなぐ母の歌」斉唱 
(3)「大会スローガン」唱和 (金谷弥生常任理事)
(4)主催者挨拶 (小出隆司会長)
(5)感謝状贈呈・表彰状授与
(6)来賓祝辞 
静岡県健康福祉部障害者支援局 局長 森岡克明 様
静岡県教育委員会 特別支援教育課長 高橋和彦 様
(7)大会決議 (佐藤則博副会長)
(8) 記念講演 (14時30分 ~15時30分)
演 題  『 歯と口の健康づくり 』
講 師   静岡市障害者歯科保健センター 所長
歯科医師 服部 清 様
(9)閉会のことば (杉本 斉副会長)  


全国会長表彰を受ける伊藤さん


一般社団法人全国手をつなぐ育成会連合会 会長表彰を受ける
浜松市浜北手をつなぐ育成会の 伊藤 基久さん。











全国会長表彰を受ける田村さん


一般社団法人全国手をつなぐ育成会連合会 会長表彰を受ける
焼津市手をつなぐ育成会の田村正志さん











会長表彰を受ける本人部会の皆様



小出会長から、静岡県手をつなぐ育成会会長感謝状を受ける、内藤清和さん
内藤様には、富士宮市内の特別支援学級担当として27年間、そして、県立特別支援学校に3年間勤務され、特別支援教育の発展にご尽力されました。


会長表彰を受ける本人部会の皆様



小出会長から、静岡県手をつなぐ育成会会長表彰を受ける、会員の皆さま






会長表彰を受ける本人部会の皆様


小出会長から、静岡県手をつなぐ育成会会長表彰を受ける、本人部会の皆さま













来賓祝辞 森岡局長


祝辞を述べる
静岡県健康福祉部
障害者支援局 局長
 森岡克明 様










来賓祝辞、高橋特別支援教育課長





祝辞を述べる、
静岡県教育委員会
特別支援教育課長
高橋和彦 様













大会決議を読み上げる佐藤副会長


大会決議を読み上げる、佐藤則博 副会長














講師の服部先生


演 題
『 歯と口の健康づくり 』
講師 静岡市障害者歯科保健センター 所長
歯科医師 服部 清 様







講演会場風景













講演風景








第63回静岡県手をつなぐ育成会大会における
静岡市障害者歯科保健センター 所長 服部 清 先生のご講演要旨

焼津市手をつなぐ育成会の岩瀬清美さんがまとめられ、焼津市育成会のお知らせ「プチ 野いちご」に掲載されていた記事より、許可をいただき、引用させていただきました。
有難うございます。
なお、読みやすいように、番号を入れたり、< >を追加したり等、若干の加筆をしております。
(静岡県手をつなぐ育成会事務局)

<1 大前提になる考え >

・障害のある人の口腔内の状態は、地域の医療・社会保障・福祉の質を
もっともよく表すものの一つかもしれません。

<2 本日の目的 >

・障害のある人と家族が健やかな老後を過ごすためには、
歯や口の健康(健口)が大切だということを知る。

<3 健口でなくなると、口から始まる「虚弱」>

・加齢+虚弱(フレイル)による生活の質の低下
・高齢期の前から始まっている
・オーラルフレイル(口腔機能低下)が兆候
 食べられない→体力低下→運動機能低下→
  認知機能低下→介助の増加→生活の負担増

<4 これからすべきこと
  「本人が健康・健口感を自分なりに持つ」>

・なぜ歯磨きを毎日するのがいいのか?
  習慣になれば、磨いたほうが気持ちよい
・なぜ痛くないのに歯医者に行くのか?
  痛くなってからではとてもつらい。虫歯でなくとも受診できるのが歯医者です。年に一度
は点検を受けましょう。
・なぜ甘いものをダラダラ食べてはいけないのか?
  栄養は三度の食事から。おやつは時間を決めたほうが虫歯も肥満も予防しやすい。

<5 ご家族へお願い >
・かかりつけ歯科医を見つけて継続的に通院してください。
・支援も利用して元気なうちに口腔ケア力をつけてください。
・防災備蓄品に「歯ブラシ」などの口腔ケアグッズを入れてください。

< 講演を聞いて会員の皆様へお願い >
・ご家族も高齢期に向けて自身の口腔ケアを一緒に実践してください。
・歯の情報は、災害時万が一の時有効な身元証明になります。地元にかかりつけ
歯医者を見つけましょう。
・歯磨きを続けて、定期検査に通えば歯医者さんにほめてもらえます。いずれ親
知らずが生えて、万一抜歯で入院が必要になったりした時、かかりつけ歯医者さ
んの説明ならば、本人が受け入れやすいと思います。


静岡県手をつなぐ育成会

〒420-0856
静岡市葵区駿府町1-70 静岡県総合社会福祉会館「シズウエル」3階

TEL 054-254-5230   

E-Mail s-ikuseikai@iku-fukushi.jp